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serif/sans-serif/monospaceにおける日本語フォントの優先度その2

先人たちが築き上げた日本語環境を再発明をしているだけかもしれないが、気にせず続き。

serif/sans-serif内の日本語フォント指定がプロポーショナルフォントではなく等幅フォントなのは何故だろう?と調査。どうも縦書き時にプロポーショナルだと問題があるからかもしれない。

各フォントで縦書き表示を試したところ、こんな感じになった。日本国憲法(Article9.pdf)をevinceで表示して確認。

フォント名 バージョン 等幅 プロポーショナル
IPAフォント 003.01 ×(豆腐で何も表示できず) ×(同左)
Monapo 20090423 ─(等幅フォントは含まれていない) △(横書き用の文字が表示される)
VLゴシック 20090612 △([]など一部の文字で横書きの文字が表示される*1 ) △(同左)
IPAモナーフォント 1.0.8 △(縦位置がずれる)
UmePlus 20090604
さざなみフォント 20040629 ─(プロポーショナルフォントは含まれていない)
代替東風フォント 20030809 ─(プロポーショナルフォントは含まれていない)

まぁなんと、プロポーショナルはUmePlus以外全滅。等幅フォントを指定すれば問題が発生する可能性が少ないんだろう、きっと。

fontconfigで縦書き時は使用するフォントを変更ってできないだろうか。これは調査中。

*1:句読点は問題ない