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libataへ移行するための4つのポイント

パラレルATAな環境でlibataに移行する際に、自分が躓いたポイントのFAQ。

起動時にrootデバイスが見つからずエラーになる(起動できない)

パラレルATASCSIで認識するため、/dev/hd*は/dev/sd*になる。必ずしも/dev/hdaが/dev/sdaになる訳ではないので注意。

CD-ROMドライブ等のATAPIデバイスが見つからない

/dev/sr*または/dev/cdrom*などでアクセス可能なはず。

hdparmでDMA有効にする項目がない

わざわざhdparmで設定しなくても、自動的に最良の状態に設定してくれるので不要。
SCSI固有の設定は、sdparmが使えるのでチェック。

smartmontoolsが効かないんですけど

まずsmartmontoolsのバージョンを確認。もしバージョンアップが可能であれば、5.37以降を使うと良い。
バージョンアップが難しい場合でも、古いバージョンで--device=ataを付ければある程度使えるようだ。

# smartctl --device=ata --all /dev/sda

もしこれで各種情報が表示されるようであれば、/etc/smartd.confの該当項目に--device=ataを追加すれば良い。
古いバージョンの場合は、/etc/smartd.confからDEVICESCANを削除しないとダメ。